2026.11.07

むっちの回復記録|第2回/全5回 「CT・MRIでわかったこと」

発症直後は、体の曲がりや異常な動きが続いていたため、発作が持続している可能性を考え、抗けいれん薬による治療を行っていました。

まず考えていたのは、「発作が続いているなら、それを止めなければ」ということでした。

一方で、少しずつ動きが増えても、それがこちらへの反応なのか、発作のような動きなのか、判断に迷う時間もありました。

第4病日には家に連れて帰り、いつものケージでもっちと一緒に過ごしました。黒い方がむっち、白い方が同腹姉妹のもっちです。この頃は自分の意志で排尿できている様子が見られず、普段は使わないおむつを着けていました。

第4~5病日にかけて、呼びかけに尾を振ったり、眼でこちらを見たりする姿が見られるようになりました。流動食も、自分から一生懸命食べていました。

まだ歩けない。それでも反応はある。

今は発作が続いているというより、神経の障害による症状が残っているのではないか。そう考えるようになりました。この時点では、まだ推測でした。

もし水頭症など、手術で対応できる原因があるなら、確かめたい。第5病日に親しい獣医師たちに様子を見てもらい、その後押しもあって画像検査を決めました。

第7病日、家族に連れて行ってもらい、CT・MRIを受けました。

診断は、後頭骨の骨折による延髄・第一頚髄の損傷でした。大脳に明らかな異常や、顕著な脳室拡張は認められませんでした。

骨折には驚きました。頭部のけがには気をつけていたはずなのに、いつ、どこで何があったのか。

画像診断をお願いした獣医師とやり取りをしましたが、手術が難しい場所だということがわかりました。炎症が落ち着けば改善する可能性がある一方、後遺症が残る可能性も高いと考えられました。

どうしてこんなことになったのか。今でも分かりません。

それでも、まずは目の前のむっちに、何ができるかを考えることにしました。

発作が完全になくなったと断定したわけではありませんが、画像診断の結果と診断獣医師とのやり取りから、続いていた症状の主な原因は痙攣ではなく神経の損傷にあると考えました。そこで、抗けいれん薬を減らすことにしました。

また、骨折の存在とその場所が分かったことは、その後の看護を考えるうえでも重要でした。骨折した場所に負担をかけないよう、安静を保ちながら、関節のこわばりを防ぐためのリハビリや栄養管理も含め、今のむっちにできることを考えました。悪化させないよう配慮しながら、できる看護を一つずつ考えていきました。

検査を受けたことで、何が起きているのか、そして何を大切にして支えていくのかを、具体的に考えられるようになりました。

次回は、家族として続けた看護とリハビリについてお伝えします。

※薬の調整や看護は、個別の症例によって変わります。あくまで今回はむっちの検査所見と状態に合わせて判断したものです。

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