2026.10.28
🟨 獣医師が解説
🦷 毎日歯磨きしているのに、歯石がつくのはなぜ?
「毎日歯磨きを頑張っているのに、歯石がついてきた…」
そんな経験はありませんか?
実は、犬や猫では毎日歯磨きをしていても、歯石がついてしまうことがあります。
でも、それは歯磨きに意味がないということではありません。
✅ 歯磨きの目的は、歯石ではなく歯垢を取り除くこと
歯の表面には、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)が付着します。
歯垢は時間がたつと、唾液に含まれるミネラルによって石灰化し、硬い歯石になります。
犬では歯垢が数日程度で歯石になることもあります。
一度硬くなった歯石は、通常の歯磨きでは取り除けません。
歯磨きは、歯石になる前の歯垢を取り除き、歯周病を予防するために行うものです。
✅ 毎日磨いていても歯石がつく理由
主な理由の一つは、磨き残しです。
特に歯垢が残りやすいのは、
・奥歯の外側
・歯と歯肉の境目
・歯並びが重なっている部分
などです。
犬や猫は人間のように口を大きく開けて、じっと歯磨きをさせてくれるわけではありません。
毎日磨いていても、どうしても歯ブラシが届きにくい場所があります。
また、唾液の性質や歯並びなどによっても、歯石のつきやすさには個体差があります。
✅ おうちで確認したい3つのポイント
① 奥歯まで磨けている?
前歯や犬歯だけでなく、奥歯の外側にも歯ブラシが届いているか確認しましょう。
② 歯と歯肉の境目を磨けている?
歯周病の原因となる歯垢は、歯肉の近くにも付着します。力を入れすぎず、優しく磨くことが
大切です。
③ 歯肉に赤みや出血はない?
歯石が少なくても、歯肉に炎症が起きていることがあります。赤みや出血が続く場合は、動物病院で確認してもらいましょう。
✅ 歯石が少なければ安心?
実は、歯石の量と歯周病の重症度は必ずしも一致しません。
歯周病は歯肉の下でも進行するため、見えている歯がきれいでも、歯を支える組織に問題が起きている場合があります。
動物病院では歯石の量だけでなく、歯肉の炎症や歯の状態なども確認します。
必要に応じて、麻酔下での詳しい検査や歯科レントゲン検査を行うこともあります。
🐶🐱 大切なのは、完璧な歯磨きよりも、毎日続けられる歯磨きです。
歯磨きを嫌がる子に無理をさせると、ますます口を触らせてくれなくなることがあります。
最初は口元を触る練習からでも構いません。
少しずつ慣らしながら、磨ける場所を増やしていきましょう。
毎日歯磨きをしていても歯石がついてしまう場合は、磨き方を見直したり、動物病院でお口の状態を確認してもらったりするのもよいでしょう。
歯磨きを頑張っていること自体が、歯の健康を守る大切な一歩です。
次に歯磨きをするとき、磨き残しやすい場所を確認するために、この記事を保存しておくと便利です😊
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※ここでは一般的なお答えになるため個別の診療相談にはお答えできません。
※体調に不安がある場合は動物病院を受診してください。
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