小型犬や猫は4~5ヶ月位で乳歯から永久歯にはえ変わります。
小型犬、特に顎の小さなシー・ズーやチワワ、超小型の犬達では、この「はえ変わり」がうまくいかないということがしばしば起こります。歯が二重になっていたり、3本のはずのところに4本あったり・・・といったことで気づく場合が多いでしょう。
この乳歯、厄介なことにこのまましておくと永久歯の萠出に影響したり、永久歯と乳歯の間に歯石や歯垢が蓄積しやすく歯周病の元になったりします。場合によっては上下の顎で歯がぶつかり合って変なふうにすり減ったり、顎に歯があたって傷つけたりしてしまうこともあります。
ある程度の時期になっても抜けない乳歯は適切に処理をしてあげる必要があります。様子を見すぎて問題が生じてからでは治療が難しくなります。
そのため、子犬・子猫期からご来院いただいている方には、この時期こまめにご来院いただいて顎の成長や歯の生え変わりのチェックをさせていただいています。問題があったばあいにできるだけ早く対応できるようにするためです。
お口の中に違和感を見つけたら、お早めに当院へご連絡ください。