1~7歳の犬と暮らすご家族へ | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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1~7歳の犬と暮らすご家族へ

小型犬で半年ほど、中型犬で9ヶ月ほど、大型犬でも1年ほどすると成犬の体格になります。骨格の成長は終わり、体重の増えも止まります。

不妊手術を終えると成長過程で行う一通りの予防や健診は終了しますが、当院ではその後も1ヶ月に一回程度の通院による定期健診をおすすめしています。

1〜2ヶ月に一度の健診では、気になるところがないかどうかの問診から始まり、頭の天辺から尻尾の先までの身体検査を実施し、気になる所があればご説明して検査や治療を行います。この際に爪切りや耳掃除、肛門腺絞りも一緒に実施します(当院では身体検査の料金にこれらの処置が含まれています・・・治療が必要な場合は別途費用がかかります)。

トリミングにいかない子では、爪切りや耳掃除をする機会があまりありません。ご自宅でできる場合はいいですが、そうじゃないと気づいたら爪が伸びすぎていたり、耳の中が汚れていたりといったことが起こります。また体重の変化は見た目ではなかなか気付けないため、1ヶ月に1回は健診も兼ねて行うようにしましょう。

トリミングに行く子では、そのトリミングサロンでどこまでやってくれているかによりますが、トリミングとトリミングの間に1回程度の健診をおすすめしています。1~2月ヶ月に1回程度のトリミングであればその間に、それ以上間があく場合は月1回の検診です。トリミングサロンでは耳の入口はシャンプーの際に洗ってもらえることが多いですが、耳道の奥を確認しながら細かく洗浄するといったことは難しく、トリミング直後でも掃除が必要な場合もあります。

健診の際には、ご自宅で気になることを何でもご相談ください。気になる仕草があればスマートホンで撮影してお持ちいただくなどして見せていただけるとわかりやすいです。

フードやシャンプーは毎日のケアで健康を維持するためのものなので、ネットの広告や情報に惑わされずにご相談いただければ、選び方からその子に最適なものまでご提案いたします。当院でご購入されている場合は相談料は無料です。

1歳になったら混合ワクチンの追加接種を行います。当院ではWSAVAのワクチネーションガイドラインに従い、5種混合ワクチンまたはレプトスピラを追加した10種混合ワクチンを使用しています。5種混合ワクチンはコアワクチンとして1歳以降は3年に1回、レプトスピラは必要があれば毎年接種(混合ワクチンの接種がないときはレプトスピラのみのワクチンを接種)しています。詳しいワクチンプログラムをおしりになりたい場合はご連絡ください。

また、年に1回は血液検査や画像検査といった全身の詳細な検査をおすすめします。これによりその子その子の健康なときの体のデータを蓄積して、早期の異常発見につなげることが可能です。また見た目ではわからない様々な病気を症状が出ない段階で見つけることができることも多くあります。1年という時間は小型犬では人間の4年、大型犬では人間の6年分の時間の進み方と言われています。当院ではその子の誕生日に健診をプレゼントする「誕生日健診」プログラムを用意してご案内しています。

エコー検査のイラスト(犬)

人間が定期的な健診をしながら過ごすように、犬でも定期的に健診して健康を維持していくことで、健康寿命を伸ばすことができます。病気になってから「気をつけておけばよかった」というのは一昔前の考え方。病気にならない体作り、病気が進行する前の病気の発見など、健康のためにできることがあります。是非当院にご相談ください。

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