犬でも猫でも,目の病気は失明につながることもあって怖い病気です。
大抵は「目が赤い」とか「涙が出ている」とか「目が開いてない」といったことでご連絡をいただくことが多いです。
目の病気と言ってもたくさん種類があって、見ただけではわからないものがたくさんあります。特に目の表面は直接見ることができますが目の中や奥は機械を使って異常の有無を調べたりする必要があるため,手間と費用がかかる原因になります。
それでも、目の病気は見逃すと数日で見えなくなってしまったりすることもあるため、「ちょっと様子をみましょう」となることはあまりありませんし、お電話でご相談いただくと「まず見せてもらいます」となります。
当院では目は表面から見るだけでなく、スリットランプという道具を使って目の中に濁りがないかどうかみたり、眼圧を測定したり、角膜の傷に色をつけて見えやすくする薬を使って観察したりと。,色々な方法でできるだけ目の異常を見つけられるようにしています。
一度見えなくなってしまうと一生そのままのことがほとんどなため、できるだけ見えるうちに病気を見つけて治療・コントロールし,見えなくならない様にしてあげたいですね。