この数日急に暑くなったせいか、お腹を壊して来院する犬が増えました。
元気でどこも悪くなかった犬が急にお腹を壊すときは、気温など環境の変化があったり、食べ慣れないものを食べたり、何かきっかけになるようなことがある場合が多いものです。ただし、元気でどこも悪くない…と言うのを証明するのがなかなか難しいです。
定期的に病院に来てる子は、普段の様子との違いやこれまでの検査の経過などからある程度健康と言う推測をすることができます。逆に初めてあるいは久しぶりに病院で見たこの場合は、その子の普通の状態がなかなかわからないため、ほんとに健康かどうかを調べるために血液検査をしたりレントゲンを取ったりします。
単純な腸炎ではすぐに回復することもある一方で、内臓疾患などと関連した下痢の場合は治るのに時間を要したり、なかなか治らないものもあります。原因をきちんと調べることができれば、対処法がある程度は分かります。
お腹を壊したら、まずはその前になにかきっかけになることがなかったか、考えてみてください。来院した際にお教えいただけると役立つことが多いです。