病気を診断するためには、いろいろな検査が必要になります。便検査は便を顕微鏡で観察して異常を探しますし、血液検査は機械で検査値を出してその検査値から異常を読み取ります。顕微鏡や機械が診断してくれるわけではないので、それらを使ってどう判断するかは獣医師の能力にかかっていますし、腕の見せ所ということになります。
CTやMRI、超音波検査でもソナゾイドなどの特殊な検査も、「検査ができる」のと「きちんと検査結果を読み取ることができる」のとは意味が違います。当院でそうした特殊検査が必要な際には、きちんと検査ができる施設をご紹介いたします。せっかく費用や手間をかけて検査をするのであれば、そこから最大限の情報を得られる方がいいですよね。
来院された方に過去の検査結果を持ってきていただくことがあります。数年前の検査結果から異常が見られているのに、「このくらいなら大丈夫」ときちんと説明を受けていないばかりに病気が進行してしまっている・・・ということが時々あります。当院ではできるだけ時間をかけてご説明させていただき、必要に応じて資料などを添えてお持ち帰りいただくようにしています。
検査結果で不明な点があればいつでもご連絡ください。