敗血症 | 札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニック

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敗血症

敗血症は体のあちこちで細菌が増えて具合が悪くなる病気。体の1部分だけで細菌が悪さをしただけでも体調が悪くなるのですが、細菌が全身に影響すると、かなりの熱が出たり具合が悪くなります。

17歳になるダックスフントのCちゃんは、急に今朝からご飯を食べないと言うことで来院しました。熱を計ると普段病院で38度代のCちゃんが39.7度も熱があります。一般的に犬の体温は38度前後ですが、病院に来ると緊張するので自宅にいる時よりも高くなることが多いです。普段から来院していただいていると、普段の病院での体温が分かるので、こういう時に役に立ちます。

発熱があって元気がないと言うのは犬としては命に関わる大問題を抱えている場合もあるため、すぐに血液検査とレントゲン検査そして超音波検査を行いました。検査結果は敗血症を疑うものでした。敗血症の場合はどこが細菌感染の始まりかを見つけ、そこを治療することができればそれに越したことありません。

高齢の犬では、こうした場合の原因に歯周病があることが少なくありません。歯がボロボロになっていると、口の中の細菌が全身に悪さをしてしまうのです。

15歳以上の高齢になってから全身麻酔をかけて口腔内の処置と言うのはなかなかハードルが高いので、早い時期から高齢になったときに困らないように口腔内を含めた全身のケアが大切です。

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