10年ほど前に保護してうちの家族になったチワワの「らんす郎」。
特別病気をすることもなく、年1〜2回の健診と2〜3年に一度の歯石除去と歯周病予防処置のための全身麻酔をこれまでしてきていました。今もとっても元気。
そんならんすろうですが、3年前の口腔内の処置後そろそろ歯石が付着して来たため健診をして処置を・・・と思って先日検診をしたところ、腎臓にしこりを発見。全身麻酔したで針生検を実施したところ「腎腺癌」の可能性が高いということでした。そのため今度腎臓の摘出と組織検査を行うことになりました。
とは言え、本人(犬)は至って元気。いつも通り子どもたちと起きてきて一番いい場所を陣取り家の中を見渡して、時々人の足元へ来て「撫でろ」と手元へ割り込んでくる。遊び始めれば大興奮で走り回っている。もちろん血液検査や尿検査にも異常なし。検査の事を知らなければとても体に「がん」があるようには見えません。
実際に、一日中様子を見ていても、現時点ではどこかが「痛い」とか「具合外悪い」ようにはとても見えません。検査をしなければ今でも気づかないままだったでしょう。そしてもっと進行して異常がはっきりでてから見つけることになっていたかもしれません。
まだまだ元気と言ってももう10歳を過ぎて、人間でいえば60歳くらいです。偶然とは言え、何も症状が出ないうちに見つかったのが不幸中の幸いです。お陰で治療法をしっかりと考えてあげることができます。
めったに異常があっては困りますが、数十回に一回くらいはこうした異常が見つかるのが健康診断。無駄になることはありません。
「病気が見つかると困るから・・・?」という理由で健診を受けたくないという話を聞いたこともありますが、突然具合が悪くなってからオロオロしたくないですよね。
病気になるのはある程度は仕方のないこと。早くから対処したり病気について知っていてあげることで、悔いのない犬生を送らせてあげたいですね。