「病気でなくても来院してほしい」という考え方
動物病院は「病気になったら行くところ」と思われているかもしれませんが、人の病院でいう「保険外診療」や「審美・矯正」といった病気とまでは言えない(でもなんとかしたい)ものも含めて、普段から定期的にお越しいただくことをおすすめしています。
「健康に見えるときから病院に定期的に来て様子を見せて欲しい」と私たちは考えていますが、これは「見た目に元気だから病気ではない」と考えるご家族が多いためです。
犬や猫にも「先制獣医療」というアプローチを
人では「先制医療」として、病気と診断されるより前の段階、まだ症状がないけど本来の健康な状態から少し病気側にシフトしはじめた段階で病気を見つけ、症状が出ないように治療をコントロールするという流れになってきています。
これと同様に犬や猫でも「先制獣医療」として、その子その子の健康時の状態をきちんと把握しておくことで、「明らかに病気」ではないけど「この子にしてはおかしい」という段階で変化を捉え、将来の疾患リスクを評価することで予防的な治療を行うことが可能になります。病気になってからの治療も大切ですが、「病気にならないようにするにはどうしたらいいか」を一緒に考え、実践していきましょう。
若く健康なうちから健康状態を知ることの重要性
当院では若くて健康(に見える)段階からご家族とともにその子の健康状態を把握し、適切な時期に適切な処置を行うことでできるだけ病気にならない、なってもその病気による日常生活への影響を最小限にすることができるようにすることを目標としています。
杉浦 岳 Takeshi Sugiura
本州で育ち、高校の修学旅行で初めて訪れた北海道の夏に魅了されて以来、この地に住み続けています。冬はスキーやウィンタースポーツ、夏はドライブやアウトドアを満喫し、四季折々の自然を楽しめる北海道は、私にとってかけがえのない場所です。
臨床獣医師として日々多くのワンちゃん・ネコちゃんに向き合いながら、診療を通じて出会える一つひとつのご縁を大切にしています。特にこれまで力を入れてきた腫瘍科の分野に加え、近年は歯科診療にも注力しており、動物たちの生活の質を少しでも高められるよう努めています。この病院に来てくれる犬や猫、そしてそのご家族が安心して笑顔で過ごせるように、精一杯お手伝いしたいと考えています。
最近は、新たに家族に迎えたチワワとの日常生活やお散歩の時間が大きな楽しみになっています。飼い主さまと同じように「うちの子との時間」に癒される毎日です。
これからも北海道の自然に囲まれながら、大好きな動物たちとそのご家族に寄り添い続けていきたいと思っています
経歴
所属団体
杉浦 真紀 Maki Sugiura
北見市出身
エス・ワン グルーミングスクール卒業
長山 紗弓 Sayumi Nagayama
札幌市出身
北海道エコ・コミュニケーション専門学校卒業
岩佐 京香 Kyoka Iwasa
札幌市出身
エス・ワン動物専門学校卒業
埜中 唯菜 Yuna Nonaka
札幌市出身
北海道どうぶつ・医療専門学校卒業
芳賀 絵理子 Eriko Haga
札幌市出身
もっちとむっち Motti, Mutti
2025年に迎えた姉妹でチワワとは思えない元気さで走り回っています。
当院から配信する記事にはこの二人との暮らしの中で気づいたこともたくさんあります。