2026.11.04
🟨 獣医師が解説
🐶 耳が汚れている=外耳炎? 実は耳垢だけでは判断できません
👂 耳が汚れている=外耳炎?
愛犬や愛猫の耳を見たときに、
「茶色い汚れがある!外耳炎かな?」
「耳垢が多いけど、病院に行った方がいい?」
と思ったことはありませんか?
実は、耳垢があるからといって、必ずしも外耳炎とは限りません。
反対に、耳垢があまり目立たなくても、外耳炎になっていることがあります。
✅ 耳垢は、健康な耳にもあります
耳垢には、耳の中の皮膚を保護したり、異物を排出したりする役割があります。
そのため、少量の耳垢が見られること自体は異常ではありません。
また、耳垢の量や色には個体差があります。
大切なのは、耳垢の色や量だけで判断しないことです。
✅ 外耳炎は、耳の皮膚に炎症が起きている状態
外耳炎になると、次のような変化が見られることがあります。
・耳を頻繁に掻く
・頭を振ることが増える
・耳からいつもと違うにおいがする
・耳の内側が赤くなる
・耳を触ると嫌がる
・耳垢が急に増える
こうした変化がある場合は、耳の中に炎症が起きている可能性があります。
ただし、症状の強さと炎症の程度が必ずしも一致するわけではありません。
✅ おうちで確認したい3つのポイント
① 耳を痒がっていませんか?
耳を掻く回数や、頭を振る頻度が増えていないか確認しましょう。
② 耳のにおいや汚れが変わっていませんか?
普段と比べて、急に耳垢が増えたり、においが強くなったりしていないかがポイントです。
③ 耳の内側に赤みはありませんか?
耳の入口や耳介の内側に赤みがないか、無理のない範囲で見てみましょう。
※耳の奥まで綿棒を入れて確認する必要はありません。
✅ 動物病院では何を確認する?
耳の診察では、耳垢の量や色だけでなく、耳道の皮膚の状態も確認します。
必要に応じて耳鏡で耳の中を観察し、耳垢を採取して顕微鏡で調べることもあります。
耳垢検査では、細菌やマラセチア(酵母の一種)などが増えていないかを確認します。
ただし、これらの微生物は健康な耳にも存在することがあるため、検査結果だけでなく、炎症や症状と合わせて判断することが大切です。
また、外耳炎を繰り返す場合には、アレルギーなどの基礎疾患や、耳の構造、日頃のケアなども考慮する必要があります。
✅ 耳が汚れていたら、すぐに掃除した方がいい?
汚れが気になるからといって、毎回耳掃除が必要なわけではありません。
健康な耳を頻繁に掃除すると、かえって刺激になってしまうこともあります。
また、炎症がある耳を無理に掃除すると、痛みを伴ったり、状態を悪化させたりする可能性があります。
耳を痒がる、赤みがある、においが強いなどの変化があれば、自己判断で洗浄する前に相談してください。
🐶🐱 耳の健康は、汚れの量だけでは判断できません。
大切なのは、その子の普段の耳の状態を知っておくこと。
いつもと違う変化があれば、早めに確認することで、原因に合わせた適切なケアにつながります。
札幌市清田区のすぎうらペットクリニックでも、耳の汚れだけでなく、炎症の有無やその原因を考えながら診察することを大切にしています。
次に耳をチェックするときのために、3つの確認ポイントを保存しておくと便利です😊
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※ここでは一般的なお答えになるため個別の診療相談にはお答えできません。
※体調に不安がある場合は動物病院を受診してください。
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