爪が伸びすぎて肉球に刺さってしまった猫ちゃんが来院。
体調がすぐれない、あるいは高齢になって関節や腰の違和感があると、猫は爪とぎをうまくできなくなります。爪とぎをしないと爪がどんどん伸びて肉球に刺さるという悲劇が起きます。
爪とぎができなくなった猫は爪の伸び具合に合わせて爪切りをしてあげる必要があります。ご自宅できれない場合は病院に連れてきてもらうのですが、「通院がストレスになりませんか?」と言われることがよくあります。
10年以上病院に連れて行ったことがない子を急に連れていけば(それは行き先が病院じゃなくても)それなりにストレスだと思いますが、肉球に爪が刺さったまま生活するのもストレスだと思いますよ・・・どっちがストレスが大きいかの問題じゃないですか?
と思います。通院がストレスだと考えるなら、ストレスにならないように普段から病院に検診に連れてきてもらうなど慣らしておくことも十分可能ですが、それをしないでいよいよの時に「ストレスになるのでは・・・」と心配しても仕方がないと思います。
病院でもリラックスして診察をさせてくれる猫ちゃん、たくさんいますよ。もちろん痛い時や具合が悪い時だけ来る子はそうはなりません。体調が悪いことと病院が結びついてしまいますから。そうじゃない時にちょくちょく病院へ行っておくことは体調管理開けでなく有意義だと思います。