4月1日からフィラリア検査が可能になります。
フィラリア検査は血液の中のフィラリア抗体を測定します。昨夏までの間にフィラリアに感染していないか(きちんと予防できていたか)を確認する検査ですが、最後にフィラリア感染のリスクがある時期から半年程度経過しないと正確な検査ができません。
※犬では検査キットがあって、院内で15分ほどの間に検査結果が出ます。
※猫では検査センターへ血液を送っての検査になるため、結果が出るまでに数日が必要になります。
札幌近郊では9月中頃まで暖かい日が続くとフィラリア感染のリスクがありますから、そこから半年見ての検査開始です。
フィラリア予防薬の投与開始は7月15日頃を予定しています。
蚊が吸血しないとフィラリアに感染しませんが、家が吸血するためにはある程度気温が上昇する必要があります。そして、フィラリア予防薬は「蚊が血を吸うのを予防」したり、「フィラリア小虫が体内に入らない」ようにする薬ではなく、フィラリア小虫が体内に入ったところで虫下しを投与して、成長する前にやっつけるお薬です。
そんなわけで、蚊が飛び始めても慌てて予防薬を投与する必要はありませんし、無駄になってしまいます。蚊が吸血を初めて1ヶ月ほどしてから投薬をしてください。
また同じ理由で、最後に蚊に刺されてから1〜1.5ヶ月後に最後の投薬が必要になります。もう雪がちらつき始めるかもしれない11月中頃に最後の一回の投与を忘れずにしてください。