2015年にイギリス・グラスゴー大学の獣医学者らが、受動喫煙によるペットの健康被害についての研究において、「たばこの煙にさらされた猫や犬はがんの発生率が高くなる」と発表しました。人間でも副流煙の問題がありますが、犬や猫にも同様の問題があるようです。
1日10本以下の喫煙でも、非喫煙家庭の猫に比べると、体内のニコチンレベルが高かったとのこと。
犬や猫は体が小さいぶん、人間よりも影響は大きいでしょう。また猫は毛づくろいをするため、被毛についたものを体の中に取り込みやすいです。
病院に来院する犬・猫の中には、明らかにタバコくさい子もいます。それだけ体にタバコの煙が染み付いてしまっているようでしょうから、危険ですね。
なるべく猫ちゃんと同じ空間ではたばこを吸わない、などのちょっとした工夫をして、猫ちゃんの健康を守ってあげましょう。病気になってからでは遅いのだから。