4月も中旬に差し掛かりました。
まだ風は冷たいですが、雪解けとともにマダニの活動が活発になります。
若ダニの状態で冬を越したマダニは吸血を繰り返し成ダニになります。
マダニは最近話題のSFTSなどの伝染病を媒介することが分かってきています。犬のマダニを適切に予防しておくことが、愛犬のためにも、家族のためにもなります。
人間は「マダニのいるところへ近づかない」「長袖のシャツを着る」といった対策しかありませんが、犬ではほぼ確実に予防できる予防薬があります。月に1回(あるいは3ヶ月に1回)これを飲ませておけば、散歩中に草むらに入らないように気をつける必要もありません。
近所の小さな公園や、道路や歩道の脇の草むらにもマダニは潜んでいて、犬が近くを通るとしがみついてよじ登ってきます。予防しておけば気をつけていて見逃す心配はありませんし、そもそも散歩中に草むらに入らないように気にしながら行く必要もありません。犬の散歩の楽しみは「歩くこと」だけではなくて「あちこち匂いを嗅ぐこと」。草むらに入れない散歩は楽しさ半減。そうしなくてもいいように、予防を検討してあげてください。
例年GW前にはマダニをつけた子が慌てて来院します。そろそろ予防薬の投与を開始しましょう。まだお手元にない場合はご相談ください。