2025.10.08

皮膚や耳のトラブルとして、マラセチアによる炎症がよく見られます

皮膚や耳のトラブルとして、マラセチアによる炎症がよく見られます。この酵母菌は、通常は健康な皮膚の常在菌として存在しますが、バランスが崩れると、痒みや腫れを伴う皮膚炎を引き起こすことがあります。特にアトピーを持つ方は、この問題が悪化しやすいため注意が必要です。症状が現れた場合、まずは適切な検査で病原体の有無をはっきりさせる必要があります。

耳でも皮膚でも,マラセちあは特徴的な形をしているため、、顕微鏡による観察を通じて比較的容易にマラセチアの感染が確認されます(肉眼で見ることはできないのので、顕微鏡を覗かずに「マラセチア」を発見することはできません)。

その後は、最適な投薬やスキンケア方法を選択することが必要です。これには、抗真菌薬の使用や規則的な皮膚の清潔が含まれる場合があります。正確な診断と適切な治療計画を立てることで、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

皮膚の痒みや赤みがある場合は、皮膚や耳の検査や治療がきちんとできる動物病院へ早めに相談することをお勧めします。治療が遅れれば遅れるほど皮膚のダメージが大きくなり,完治が難しくなることがあります。

皮膚病や耳のトラブルは一度治療しておしまいとなることが少なく、ある程度の期間,あるいは場合によって生涯にわたるケアが必要になります。ご家族にとって負担が少なく、犬や猫にとってもきちんと症状が改善する最適な方法を一緒に考えていきましょう。

##札幌市清田区 すぎうらペットクリニック
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