3歳の犬の70%で歯周病が始まっていると言われています!
犬では「虫歯」というものはほとんどありませんが、「歯周病」は良く見られます。
「歯周病」の定義は「細菌感染によって歯の周囲に起こる炎症性疾患」で、いわゆる「歯槽膿漏」のことです。
この歯周病の原因になる口の中の細菌は500種類もあり、歯の表面のネバネバした歯垢1mgの中になんと10億個もの細菌が住み着いています。これらの細菌が歯肉に炎症を引き起こし、やがて歯を支える顎の骨まで溶かしてしまいます。
歯垢は放置すると歯石になり、この歯石の中や周りで細菌がさらに増殖し、歯周病を進行させる毒素を産生し続けます。犬では歯垢が歯石になるまでわずか3日と言われています。
歯周病を予防するには・・・
1.毎日の手入れ・・・歯磨き・ブラッシング
2.定期的な口の中のチェック・・・動物病院へ行った時にはいっしょに調べてもらいましょう
3.定期的な全身麻酔下での歯石除去
どんなに気をつけていても歯石はつくもの。奥歯や歯の裏側の歯周ポケットまできちんとケアするためには、どんなにおとなしい子でも全身麻酔が必要です。麻酔の間に全てが終わるので怖い思いをすることもありません。どのくらいの間隔でやるといいかは体質、自宅でのケアの程度などにより変わります
ひどくなってからでは「歯を抜く」という解決法しかなくなってしまうこともあります。早めのケアで歯と歯茎を長持ちさせてあげるようにしましょう。
ブラッシング、歯周病予防については札幌市清田区の動物病院 すぎうらペットクリニックにご相談下さい!